*こんてんつ*

1・講師紹介
2・初めまして
3−1・掲示板その一
     
3−2・掲示板その二
4・メール
5・メッセ

目次の解説 表紙に戻る

一・基本のこみにけーしょん

「全国6000万人のファンの皆様、お待たせしましたっ。これから正しい掲示板こみにけーしょんの仕方を、俺、城谷竜槍とっ」
「ぴーっ(全国7000万人の小動物愛好家の星、ももじろうでお送りしますなの。……ところで、なんで「コミュニケーション」じゃないの?)」

「……聞いてくれよ、ももさん。俺、この前の模試でさ……COMMUNICATIONのスペルを全て「COMMINUCATION(こみにゅけーしょん)」って書いてさ……ふふっ……赤い色の点数を拝みかけたよ……」
「ぴー……(ただのまぬけなの♪
えとね、ここでは掲示板の使い方を教えるの。正しく使って楽しくコミュニケーションなの)」

「メールなんかと違って、万人にメッセージを見せることができる。つまりそのサイトに対して自分がどう思っているか、まさに共感を呼ぶこともできるし、嵐も呼ぶことができる素敵なツールだっ」
「ぴっ(嵐を呼んでどうするの。
さっきも言ったように、掲示板は管理人や他のお客様と交流するために置いてあることが多いの)」
「そうそう何せ、メールと違って、掲示板に書き込んだ内容は、通りすがりの初めてさんでも、検索エンジンから飛んできて当たることだってある。それくらい開放的なメッセージ置き場だ。
それだけにルールを守らないと、痛い目にあう」
「ぴぃ。(あ、なんか割りとまともなこと言ってる)」
「ふっふっふ。これでもサッカー部の主将だよん。ルールに従って最大限の力を発揮する。スポーツマンはかくあるべき」
「ぴー(だから脳みそまで筋肉、なんてお仲間のひとに言われるの)」
「くっ、あの人外の連中にどう評価されても俺はめげないっ。
それでは超基本っ。挨拶と名前は必須っ」
「ぴっ(失礼しますとか、こんにちわとか。日常会話の基本なの。
それから名前は偽名でもなんでも、とにかく呼びかけるのに必要だし、匿名希望でもなんでも書いておくのー)」
「ま、その場に慣れてきたら挨拶抜きでもいいかもしれないけどさ、本題を書き込む前に、ワンクッション。挨拶が一番楽。
名前に関しては……悪いこと書くつもりがないなら、適当でもいいから、ハンドルネームを作って書き込んじゃえ。そのほうが親しみがもてるし。
ただし、一度名乗ったら、名前は変えないこと。変えるときはそのことを管理人さんや、他のお客様にも一言アピールしておくべきだな」
「ぴっぴー(こっそり名前を変えてもバレない……とかいうのはバレたときが恥ずかしいの。世の中、いろんな道具があって、自作自演を見抜くこともできるのー)」
「ももさん……さりげにブラックなこと言ってる……?」
「(キラーン☆)」

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二・まずは書いてみよう

「……くっ、つぶらな瞳で言論を封じるとは……えーと、そうそう、ルール、ルール。
掲示板に書き込む前にちょっと待ってくれ。初めまして編を読んだ人は分かっていると思うが、そのサイトにはサイトなりのルールがある」
「ぴっぴっ(まま(Aさんのこと)が美形のおにーさん相手にやってたあれ? 掲示板のこともついでに説明してくれればよかったのにね」
「そうそう。あの面倒くさがりコンビ……苦労するのはいつも弟さ……あとでカイルさんと呑もう……えーと、まずは基本。書き込みには敬語を使おう」
「ぴー(でも、たまに敬語でない……乱暴な言葉遣いや、タメ口きいてるひともいるのー)」
「一つはそういうルールの掲示板。敬語は堅苦しいからタメ口でいいよっていう管理人さんだ。これは絶対にどこかにそういうルールですって書いてあるはずだから、ない場合は敬語だ」
「ぴっ(最低限の敬語でもいいから使って欲しいって思ってるの。丁寧語ともいうのー)」
「そうそう。ま「拝啓、虫の音も一段と澄み渡り、ますますご健勝のこと、いかがお過ごしでござられられ……」とかいう小難しい言い回しを使えってわけじゃない。
小学生の読書感想文にあるような「楽しかったです。面白かったです」というような、です・ますぐらいは使ってくれってことだよ」
「ぴ(ろれつが回ってないの……んで、他には?)」
「他に? ああ、タメ口のね。
そいつは管理人のお友達なんだよ。しかもオフライン……つまり、現実の世界でのお友達」
「ぴー(でもそういうのって、他のお客様にはわかりづらいのー)」
「そうだけど……雰囲気でわかるだろ。管理人が全然怒ったそぶりもなく応対しているとき、それは実際の友人か、さもなきゃサイトの常連さんなんだよ」
「ぴっ(常連さんはタメ口OKなの?)」
「一概にはそうとも言い切れないし……何をもって常連なのかもわかりづらい。
ちょっと口調を崩す程度までが限界だろうな。「楽しかったです→楽しかったっすー」ぐらい」
「ぴーっ(面倒だから、管理人がNGって言っている掲示板では、敬語の方がいいのー)」
「そういうこと。そのうち管理人さんがフレンドリーな口調で返信をつけるようになったら、それに合わせて少しずつ口調を崩せばいいさ」
「ぴっ(でも礼儀は忘れずに。親しき仲にも礼儀ありなのっ)」
「……フ、フェレットが格言を……」
「ぴぃ(これくらい常識なの。それからね、相手が読みやすいように工夫するの)」
「おう、そりゃ大切だ。たとえばタグOKの掲示板の場合だけどな、いくらできるからって
つぁやっ
インパクトを付けたいなら、色を変えたりサイズを変えたりしすぎないこと。
強調文字ぐらいでちょうどいい」
「ぴっぴー(過ぎたるはなお及ばざるがごとし。
そういう見栄えにこだわる前に、もっと単純なところ……
適度に改行して、目を横に移動させないっていう親切がほしいの)」
「そだな……って、ウチの管理人、それ守ってねぇぞ……(汗)」

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三・内容がないよう

「ぴっ。(次はちょっと一般論じゃないお話。私たちが住んでいるサイトのように、作品紹介を目的とした場所でのメッセージについてね)」
「銀の盾さんはフリーウェアゲームや小説、Aさんとこは日記、ウチは小説と絵ネタサイト。
こういうサイトは「感想」が主食であり副菜でありカ〇リーメイトでありチョコレートパフェなんだ」
「ぴー(管理人さんたちは「面白かった」とか「感動した」とかいわれると、浮かれて阿波踊り始めるぐらい、嬉しいのー)」
「ウチの管理人は炭坑節が踊れるぞ」
「ぴー(ラルクさんとこの管理人さんも踊れるってー。ままはラジオ体操ー)」
「いや、ラジオ体操は踊るもんじゃないし……
でもちょっと待った。確かに「面白かった」は嬉しい。でも……
面白かった。続き書け」はタブーなんだ」
「ぴぃ(なんで。面白かったって言ってるんだからいいじゃない。続きも楽しみにしてくれているのー)」
「あのね、ももさん。管理人さんはロボットじゃないんだよ。人間。続き書け、なんて命令みたいに言われたら、やる気がなくなるって事もあるわけだ」
「ぴー(そうだねー。あたしもお気に入りのじゃがいも、ままに「返せっ」て言われても、返す気なくすもん)」
「そのかわり「ほーら、このパパイヤスティックあげるよー」って言われたら、返す気になるだろ」
「ぴー(パパイヤスティックもらってから、じゃがいもで遊ぶー)」
「……例外はさておいて、掲示板はさっきから言うようにコミュニケーションの場だ。管理人や他のお客様とも交流するための場所。
だれだって現実に会話するとき「書け」「作れ」とかいう単語で会話してないだろ」
「ぴー(つまり、お願いならいいの?)」
「パパイヤスティックをつけてな。
続きがみたいってことは、面白かったってことなんだろ。文章考えるのが苦手でもさ……銀の盾さんみたいに作品数が多いところじゃ、ちゃんと作品名を挙げたりして
「EMPTY DREAM面白かったです。続きが楽しみです」ぐらいでもいいんだ。
心がこもっていれば、結構嬉しいもんなんだよ
「ぴっぴー(ウチは「ももさんがかわいい」だけでもうれしい)」
「ウチも「竜槍君、かっこいい」だけでもいいんだけどさ、やっぱ一行は寂しい。かといって長すぎるのも勘弁してほしい……ほどほどだね」
「ぴっ(あと「いつできますか」とか、「どれくらいの量になりそうですか」とか、期待してくれてるのはいいけど、遠慮してほしいの)」
「ま、ね。「趣味に締め切りはない」って奴だな。
どーしても早く続きが見たいって時には……管理人のテンションを上げるようなネタを提供してみなよ。
お絵かき板に「こんなにーさんに早く逢いたい〜」とかさ。(ごそごそ絵ネタを準備)」
「ぴー(それから、「つまんない」とかいう否定的な意見は「批判OK」とか特別に書いていない限り、書いちゃだめなの)」
「うんうん。つまらないなら、もう遊びにこなきゃいいわけだし、あえてそんなこと書いて、管理人が怒ったりへこんだりする様を想像して楽しむ……そういう趣味は別の場所で発散してほしいよ……
それにネガティブな書き込みは、他のお客様も見ていて嫌な気分になるしな」
「ぴー(批判と批評は一文字違いで大違いなのー、気をつけるのー)」
「……ももさんって、人間だったら現代国語の成績かなりいいよな……俺、現役高校生なのに立場ねぇ……」
「ぴっ(ふっふっふっ、それは竜槍さんがマダ坊やだからさ、なのー)」

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四・内容ありすぎ

「はうぅぅぅ……」
「なんで突然泣いてるの?」
「あー……俺、現国の長文読解、苦手なんだけどなぁ……あのね、雑談についてなんだけどさ……」
「ぴぴっ(うーんと……まずは基本なの。
その板が雑談OKかどうかチェック
世の中、竜槍さんの管理人さんみたいに、話の流れでどんどん逸れていくのは平気だけど、いきなりサイトの管轄外の「日常ネタ」を振られるのは苦手ってヒトもいるの
「んな話、俺の知ったことか……(-_-#)」
って……冷たいヒトなのー♪」)
「ウチの管理人、「サイトの内容に全く・全然・さっぱり・ちっとも・微塵子の心臓ほども関係のない書き込み」が苦手なんだと。
リアル友人から付けられたあだ名は「外道」だし」
「ぴぃ(そういう特殊例はほっとくとして、普通は軽い雑談をこなすのが「オ・ト・ナ」の管理人。
でも量と内容には気をつけて欲しいの……って、ひょっとしてさっきの号泣は……)」
「その通りっ!
万人が万人、お客様の雑談に付き合うと思ったら大間違いだぁぁぁぁっ。
なんで見知らぬヒトの時候の挨拶を延々聞かなきゃなんねーんだよっっっっ。
ほらほらっ、ももさん、コレ見てっ」
「ぴぴぃ……(うわぁ……サイトの感想・要望:雑談=1:9のうえ、雑談の内容が「季節の移ろいと僕のココロの移ろい」っていうタイトルでエッセイ集出せそうな勢いなの……)」
「だろ。
あのね、雑談OKっつー管理人さんは、大抵場が和むような、ささやかな雑談を希望しているもんだよ。
特に個人趣味のサイトじゃ9分9厘そう。
「今日食べたラーメン、即死効果があるかと思いました。管理人さん、ぜひお試しあれっ」
とかあったら「をいをい」ってつっこみ会話が成り立つよ?
でも長々延々時候の挨拶に始まり、今日自分が目にしたすべてのものを報告して、更に自分の趣味の話に没頭、そこから発展して自分の心情を吐露されて、とってつけたようなサイトの感想……かと思ったら作品の更新催促だったり」
「ぴぴーーっ(即刻デリートなのぉぉぉぉっ。
あのね、普通に考えてみて。管理人さんはアナタのお友達じゃないし、先生でもないのっ。
親しくなりたいから自分のすべてを知ってほしい?
残念だけど、個人趣味のサイトではそういうの、嫌がられるのぉぉぉっ)」
「そうなのーーーっ(伝染った)
物事には程度がある。短すぎても長すぎても、内容が薄くても濃くても、御勘弁。
「そんなのわかんない?」
んじゃアドバイス。
「髪の長い女の子のトモダチに同じ内容の話をして、彼女が自分の髪の毛で遊ばない程度」
どう?」
「ぴいっ(あたしが毛づくろいしない程度なの〜)」
「東大入試レベルっ」

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五・管理人のお返事待ち

「ぴー(これなに?)」
「ん? ああ。くどいようだけど、掲示板は管理人とお客さんたちとの交流のためのメッセージボード。
感想を書き込んだりするのはいいんだけど、管理人が返事するまえに次々と書き込むのは勘弁ってこと。掲示板はお前さん一人のものじゃないぞってか」
「ぴー(なるほど。一人で騒いで一人で解決。一人嵐。むなしい……)」
「管理人さんだって忙しい時もあるし、なんだか文章を打ち込みたくない気分の時だってある。具合が悪くて寝込んでるとか、酒の飲んでひっくりかえっているとか、いろいろ事情があるんだ。
だから「どうしてレスくれないんですかっ」とかヒステリックになっちゃいけないよ」
「ぴぃ(返信するだけで疲れちゃう……でも待たされるとイライラしちゃう?)」
「まあまあ、気長に待とうよ。狭い日本そんなに急いでどこに行く。
それから……フリーウェアゲームを配布していると、攻略とか、バグ処理の問い合わせがあったりするけど、そういうのは書き込む前に、似たような問い合わせがなかったか、調べてから書き込むことをお勧めするよ」
「ぴー(そうなの。同じこと聞かれて同じこと書くのって、疲れるの。人間同じことをずーーーーっとやってると、頭の血管が飛んじゃうんだって)」
「あ、さっき王樹さんが教えてくれた、昔の刑罰だっけ。
なんか、一つのレンガを今日はA点、翌日はB点に、さらに翌日また同じA点に、翌日はB点に……意味のない繰り返し運動に耐えられなくなって……ひーーーーっ」
「ぴー(勝手に震えてなさいなの。
えとね、つまり、管理人さんが返事をつけづらい、または書く気力がなくなる書き込みはしちゃダメだよってことなの)」
「さっきから延々話してきた、「電報レベル書き込み」と「論文クラス書き込み」はその代表例。
あと日常のこと、日記書き込みも控えたほうがいいよ。これも程度によるけどね」
「ぴっ(誰かに日常を報告したければ、ままみたいに自分で日記サイトを作ればいいの。管理人が知りたい他人の日常なんて、せいぜいオフラインでのお友達ぐらいなの。
他は、ままみたいに日常が面白いひとー。
だからままは日記サイトを運営してるし、ラルクにーさんとこの管理人さんや竜槍さんとこの管理人さんも遊びにくるもんね)」
「だってかなり楽しいよ、Aさんの日常……。
こほん、それから雑談掲示板やゲーム用掲示板では気をつけるべきことが一つ……ネタばれについてだ」
「ぴー(映画や小説のオチ、配布ゲームのネタばれは、まだ見ていない人、やっていない人のやる気をなくす原因になるからだめなの)」
「そういうときは、タイトルとかで「ネタばれご用心」みたいに一言添えてあると助かるんだ。
基本的にメッセージを残してくれるってのは嬉しいことだから、そのサイトのルールを読んで、がりがり書き込んじまえ」

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